ANAトクたびマイルは、対象期間は前月20日頃、対象路線は直前に発表される、片道3000マイルからのお得な特典航空券です。「今週末、行きたい路線が対象になっているから、行ってみよう」のような、思いつきで飛ぶにもお得です。空席があれば前日まで発券可能です。
どのくらいおトクか?というのを、
- 通常の特典航空券と比べて、どのくらいお得か
- 自分の持つ1マイルで、どこまで遠く飛べるか
という2つの観点で、これまで9月以降、毎月定点観測しています。今回は2020年1月実施分までの累計の集計です。
2020年1月はなんと4回開催、むしろトクたび期間じゃないのは正月明けだけ。せっかく4回も開催されたので、今回は特別に、1月開催分だけでも集計してみました。
各回での対象路線の数は?
1回の実施で、1回あたり平均は21.5路線です。(前回2019年12月終了時は平均21.2路線だったので微増。)
※東京(羽田・成田)、大阪(伊丹・関空・神戸)は、別々の空港・路線として数えています。
トクたび初登場となる路線は?
1月は新たに以下の11路線が登場しました。
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成田=小松(1月①)
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福岡=石垣(1月①)
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名古屋=大分(1月②)
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仙台=福岡(1月③)
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名古屋=宮崎(1月③)
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沖縄=松山(1月③)
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沖縄=熊本(1月③)
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羽田=長崎(1月③)
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仙台=小松(1月④)
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成田=仙台(1月④)
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羽田=熊本(1月④)
トクたびで必要なマイル数は?
トクたびで必要なマイル数ごとに、実施された路線数を数えてみました。4500マイル路線と3000マイル路線が圧倒的に多いです。
1月は新たに3500マイルという路線が登場しました。刻んできました。
トクたび対象になった路線で多かったのは?
これまで全19回実施。うち第1位の路線は、9回登場しています。およそ半分の回で対象になる計算です。
- 1位:9回登場、「羽田=帯広」「名古屋=新潟」「羽田=徳島」
- 2位以下はグラフをご参照ください。
トクたび対象となった路線の、回数一覧はこちら。色が濃いほど、トクたび対象になる回数が多いことを示します。
レアな路線(図の「1」表示のところ)を書き出そうかと思いましたが、結構ありますね。
(集計の都合上図にFROMとTOを付与していますが、トクたびマイルではどちら向きでもOKなので、例えば最も色の濃い「9」に注目すると、FROM名古屋TO新潟、FROM新潟TO名古屋、どちらで確認しても9回、という意味になります)
数字が埋まっていない、図のグレー箇所は、まだトクたび対象になったことがない路線。
路線自体が存在しないのもたくさんありますが、「羽田=宮古」を待ってます!!
おトク度の高かった路線は?
おトク度は2つの観点で見ています。
- おトク度(OFF率):通常の特典航空券と比べて、どのくらいお得か
- 例): 8月①「福岡=新潟」
- 通常9000マイル→トクたび3000マイル(67%OFF)
- おトク度(距離):自分の持つ1マイルで、どこまで遠く飛べるか
- 例): 11月②「羽田=稚内」
- 自分の持つ1マイルで0.23マイル飛べる
おトク度(OFF率)
1月におトク度上位10路線には登場せず。なので、第1位は変わらず、8月①「福岡=新潟」のままです。通常9000マイル→トクたび3000マイル(67%OFF)。(8月はハイシーズンのため通常マイル数が多いためおトク度が上がりやすい)
ワースト10路線は、「通常6000マイル→トクたび5000マイル路線(17%OFF)」に該当する路線ですが、1月は「羽田=福岡」「羽田=札幌」が該当しました。
おトク度(距離)
おトク度(距離)第2位に、1月路線がランクイン。「名古屋=女満別」では、自分の持つ1マイルで0.246マイル飛べます。他にもトップ10路線はに1月路線が多くランクインしています。冬は遠くまで飛べがちですね。
ついでにワースト10は、「福岡=対馬」が再登場した以外は、ランキングに変化なしでした。
集計の都合上、同じ路線も実施時期が異なる場合は別カウントでグラフに記載しています。(福岡=対馬は、ワースト10に何度も登場してしまっています。)
2020年1月実施分(計4回)だけの集計
1月は、初めての4回実施の予定でした。1月①回目〜1月④回目までそれぞれ21, 23, 23, 24路線の合計91路線分の集計です。
トクたびで必要なマイル数は?(2020年1月分のみ)
91路線中、3000マイル路線、4000マイル路線が30回以上で圧倒的に多かったですね。
おトク度の高かった路線は?(2020年1月分のみ)
図は、縦軸は距離でのおトク度(上に行くほどおトク度が高い)、横軸はOFF率でのおトク度(右に行くほどおトク度が高い)を示しています。点の色はトクたびでの必要マイル数。
一番右上にある紫色の点(3000マイル路線)が、1月最もお得だった「名古屋=女満別」です。
同じ紫でも、一番下にあるのが「福岡=対馬」です。(OFF率40%、距離が一番低い0.027マイル)
まとめ
1月は閑散期であり通常の特典航空券は、ローシーズンのマイルチャートが適用されます。羽田や伊丹の人は、日本のほとんどの場所に6000マイルで飛べる時期なので、トクたび5000マイルの路線を選んでしまうと、OFF率の観点ではあまり旨味がないと言えます。(行きたいところが対象だったら、1000マイル得するのだからラッキーなんですけどね!)
トクたび3000マイルの路線はOFF率観点でおトク度が高いです。札幌や沖縄が絡むと距離の観点でおトク度が高い傾向です。
1月は名古屋起点の路線がおトク度が高かったです。
↓↓↓日本国内の色々な空港の魅力が詰まった、飛行機オタクの部長に振り回される話。国内旅行やマイル修行のお供にどうぞ。
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