※2022年現在、こちらの飛行機はANAでの運用を終えていますので、この機材に当たることはありません。レアな機材だったので、乗ることができラッキーだったかも知れません😊
ある日のANA国内線。乗ったら「狭!」と衝撃でしたので、A320 (32G)の予約時の見分け方や、就航路線をまとめました。価格はもちろん普段と変わらず。狭いうえにWifi(インターネット接続)無いし、32G割引を設けて欲しいくらい(笑)。フルキャリア(FCC)なのにこの狭さはちょっといただけません…。ただ、運航期間は1年くらいとのことで、珍しい機材に乗ってみたい方は、今のうちにぜひ。
ANA国内線の機材、A320 (32G)
なぜこんなことに
事前の報道によると
- 共にANA傘下であるバニラエアとピーチ・アビエーションの統合を受けて、ピーチに移管しきれなかった余った機材をANAが引き受け
- ANA機材として飛ばすなら、改修してANA仕様にするところ、残りのリース期間の関係で改修すると使用できる期間がほぼなくなるため、改修なしに飛ばすことに
バニラが保有していた15機のうち、ピーチに移管しきれなかった3機が、LCC仕様の狭いシートピッチのまま、ANA便として使用されているようです。
※事前の報道に「Q400型機と同様の機内Wi-Fiを活用したエンターテインメントサービスを導入する」とあるのに、インターネット接続が無いのが不思議でした。が、「Q400型機と同様のエンタメサービス」とは、スマホであらかじめ用意されたコンテンツにはアクセス出来るが、インターネットには接続できない、ということらしい。まぎらわしい(笑)。
どのくらい狭いの?
まずは座席数を。プレミアムクラス座席の無い、全てが普通席の場合
- A320(32A):166席 ※通常のANA仕様
- A320(32G):180席 ※通常と比べて 14席多い
シートマップを見ると、32Aと比べて2列分多い。どちらもエアバスA320機で、飛行機の大きさは当然同じなので、座席間隔を詰めて2列増やした分、32Gはシートピッチ(前の座席との距離)が狭くなっています。
座席に座ったところ。私は身長156cmですが、膝が前の座席に付いてしまいそうです。普段は足元に荷物を置きますが、座ってみてこれは狭いと、全て上の荷物棚にしまいました。
予約時の見分け方
予約の際、便名の後ろに (32G)があると、狭いこの機材です。例えば図の下から2番目、18:15発の便に(32G)とあります。
※予約時の機材と実際の機材が異なる場合があります。
就航路線は?
ANA時刻表で調べてみました。
ANA時刻表(2020/03/29 〜2020/06/30)
- 時刻表の便名に「32G」表記
- 羽田=八丈島
- 羽田=大分
- 羽田=佐賀
- 時刻表の備考欄に「32G」表記
- 羽田=根室中標津
- 羽田=秋田
- 羽田=岩国
- 羽田=徳島
- 羽田=高松
- 羽田=高知
ANA時刻表(2020/02/01 〜2020/03/28)
- 時刻表の便名に「32G」表記
- 羽田=八丈島
- 羽田=岩国
- 羽田=徳島
- 羽田=佐賀
- 時刻表の備考欄に「32G」表記
- 羽田=秋田
- 羽田=庄内
- 羽田=能登
- 羽田=萩・石見
- 羽田=大分
全て羽田便でした。これらの路線に乗るときは気をつけて見てみてくださいね。
なお、時刻表通りなら32Gのはずなのに、ANAサイトで予約検索したら、実際には違う機材の場合もいくつか。あくまで目安としてどうぞ。
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